疲れてる?と聞かれるなら要注意!
全く自覚がないのに「疲れてる?」と何度も尋ねられる人になっていないでしょうか。それは、あなたの第一印象が「疲れた人」になってしまっているのかもしれません。
「疲れた人」という印象を持たれると、看護師としてどのような問題が出てくるのでしょうか。それは「患者さんから声をかけてもらえない問題」です。看護師にとって患者さんからの訴え一つ一つが、とても重要な情報。痛みの訴えはもちろん、ちょっとした違和感の訴えからも、いろいろなことがわかります。そんな声も、看護師が疲れていると患者さんは遠慮してしまって声をかけてくれなくなります。そうなると合併症の兆候に気づけず悪化させてしまうなど、大変な事態を引き起こす可能性もありえます。
そうなる前に、自己改革をして印象を改善させることが大事です。第一印象を良くするとき、重要なのは「清潔感」「笑顔」「声のトーン」です。髪の毛は綺麗にまとめ、清潔感を演出しましょう。そして、対面から10秒で第一印象が決まってしまうと言われているので、初めての患者さんに接するときには、意識して笑顔を作りましょう。普段から鏡の前で、「自分の決め笑顔」を練習しておくといいですよ。
また、声のトーンも明るくなるよう心がけましょう。もちろん看護師ですから常に明るいだけではいけません。患者さんが亡くなったあとの遺族に接するときや、深刻な病気の告知を受けた患者さんの前など、明るい声が相応しくない場面もあります。TPOに合わせ、自分を演出するのも看護師に必要な能力。印象をコントロールして、周りから話しかけたくなる看護師を目指しましょう。